ローズ12月号
<聖夜の港に大輪の花火> 四季をちこちの『をちこち』とは万葉集に出てくる言葉で、『遠近』と書いてあちらこちら、という意味です。師走となり、あちらこちらに灯がともり、街が華やぐ頃。クリスマスのイルミネーシ…
続きを読む暮らしを彩るシニアの情報紙
<聖夜の港に大輪の花火> 四季をちこちの『をちこち』とは万葉集に出てくる言葉で、『遠近』と書いてあちらこちら、という意味です。師走となり、あちらこちらに灯がともり、街が華やぐ頃。クリスマスのイルミネーシ…
続きを読む<文化のみち・二葉館> 立冬が過ぎ、穏やかな小春日和と寒い日を繰り返しながら冬へと向かいます。寒暖差が激しいほど樹木は鮮やかに色づくといいますが、今年の紅葉はどうでしょうか。紅葉狩りの名所は数々ありますが、全国でも…
続きを読む<文化のみち・二葉館> 澄み渡る空気に、金木犀の甘い香りを感じるようになりました。行楽の秋の散策にお勧めなのが、四十一もの歴史的建造物が残されている文化のみち。江戸期には武家屋敷が並んだ白壁・主税・橦木町地域には、明…
続きを読む<十五夜> 暑さ寒さも彼岸まで。残暑も落ち着き、秋の気配を感じるようになりました。空気が澄んだこの時期、一年で最も美しいといわれるのが中秋の名月。これを観られるのが、今年は二十一日の十五夜です。
続きを読む<四季をちこち> お盆が過ぎ、処暑を目前に蒸し暑さも峠を越す頃。秋の訪れを感じながら、近場での散策を楽しめるのが、熱田区白鳥エリア。ヤマトタケルノミコトが白鳥になって舞い降りたとの伝説からその名がついています。 &nb…
続きを読む<四季をちこち> 西尾のうなぎ 長かった梅雨が終わり、蟬の声に暑さを覚える時期となりました。七月二八日と八月一日は土用丑の日。今年の夏は、うなぎを食べる機会が二回訪れます。 夏にうなぎを食べることは奈良時代の万葉集にも…
続きを読む<四季をちこち> 緑に映える合掌造り 不自由なまま、今年もはや半分が過ぎてしまい、木々の緑が目にしみる季節となりました。芒種から小暑までは仲夏といい、夏の折り返しといったところです。 明後日は夏至。 遠出をしなくとも、…
続きを読む<四季をちこち> バラの香りに誘われて おうち時間が長引く中、部屋に花を飾る方も多いでしょう。花の癒やしは格別。切り花ではなく活きた花を見ることで、なお力が湧いて来るのではないかしら。 立夏から小満へ、暦の上では夏に入…
続きを読む<四季彩> 華やか名古屋をどり 「尾張名古屋は城で持つ」と古くから伝わる。そこには金のしゃちほこ。春風に乗って地上に舞い降りて以降あちこちで愛あいきょう嬌を振りまく。今は栄のミツコシマエヒロバス。御利益をわれ先にと競う…
続きを読む<四季彩> 令3・3 惨状を目にして言葉を失うとはあのような時のことだろう。東日本大震災。発生の2011年3月11日を短く「3・11」と記すだけで衝撃が今に伝わる。寸断された鉄道網。常磐線の全線復旧まで十年かかったこと…
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