<四季彩>
大須演芸場に登龍亭
色鮮やかさを増した並木の紅葉が晩秋の日差しに映える。十五日が七五三。この日を中心に神社の境内などは晴れ着の親子連れでにぎわう。願うのは子の健やかな成長。昔の自分の姿を重ねて「いつの世にも親心」とほほ笑む。
その親心は「這は えば立て立てば歩め」などと際限がない。まずは生後間もなくの命名。長命にとの思いがとんだ結果を招くという笑い話もある。落語の「寿限無」。生の公演を楽しみに大須演芸場(名古屋市中区)に足を運んだ。
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