<四季彩> 幽玄の名古屋能楽堂 晩秋を迎えて日が「釣瓶落とし」のごとく沈んでいく。その西方には万博誘致に燃える大阪。豊臣秀吉が築いた城を元に発展した。これに対して徳川家康の天下普請による名古屋城。「尾張名古屋は城で持つ」と伊勢音頭がたたえる。 澄み切った青空に天守閣がくっきりと浮かぶ。城内の木々の色付きは最終章。